2016.5.8三陸スタディーツアー

5月8日、釜石と高田へ訪問しました。初めてのツアー参加で、感じたことがたくさんありました。釜石では、「津波避難の実態を知ろう!」ということで、実際に高台の避難所まで避難体験をしました。予想以上に急な坂道、何段にもわたる階段…大学生の私たちですら、息が切れるほどの道のりでした。お年寄りやからだの不自由な方々の避難の難しさを体感しました。高田では、モビリアのキャンプ場と奇跡の一本松を見学しました。震災当時、指定避難場所ではないところが避難所となってしまった場所がいくつもあったようでしたが、そこで働いていた方々が臨機応変に人々を受け入れ、対応していたというお話を聞き、従業員の方々の行動力は素晴らしいものだと思いました。

今、熊本の被災地では、大変な状況が続いていると思います。東日本大震災での避難場運営を反面教師とし、良かったところはやり方を真似て、うまくいかなかった部分は何がどうなれば上手くいっていたかを今一度見つめなおすことで、熊本の方々がより安心して避難生活を送ることができるようになるのではないか、と考えました。

津波避難の大変さを肌で感じ、震災当時のお話を聞くことができる、貴重な時間でした。このツアーで考えたこと、感じたことを日々の生活の中で生かしていけたらと思います。ありがとうございました。